「納骨堂をやめるときはどうすれば良い?」
「納骨堂をやめた後はどうなる?」
納骨堂をやめたいけどどうすれば良いのかわからないという方は、多いのではないでしょうか。本記事では、納骨堂をやめたいけどやめることができていない、という方に向けて、実際に納骨堂をやめるときはどうするのかについて解説しています。他にも、やめるときにかかる費用なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。それでは見てみましょう。
目次
納骨堂のしまい方|相談から閉眼供養まで
納骨堂をやめるとなると、まずは相談から始まり、最終的には閉眼供養を行わないといけません。ここでは実際に、納骨堂のしまい方について解説していきます。
寺院や管理者に連絡
納骨堂をしまうことを考えた場合、まずは納骨している寺院や管理者に納骨堂をやめたいという意志を連絡する必要があります。どのような理由で納骨堂をやめたいのかということも伝えることができるとスムーズに話を進めることができます。引き止められる場合もありますが、堂々と意志を伝えることが重要です。
契約内容の確認
寺院や管理者に納骨堂をやめたい意志を伝えた後は、契約書の確認を行いましょう。そもそもやめることができる契約の内容なのか、やめるときにどのような手続きが必要になるのかについての記載を確認する必要があります。費用や解約の返金についてなども記載されている場合は、確認しておくようにしましょう。
解約手続きの実施
契約内容の確認ができると解約手続きを実施します。納骨堂によってどのような手続きが必要になるのかが異なるので、契約内容を隅々まで確認することが重要です。途中解約ができる契約の場合は解約が可能ですが、そのような記載がない場合は双方の合意が必要になります。
納骨堂から遺骨を出す
納骨堂をやめる場合は、納骨している場所から遺骨を出す必要があります。このとき、寺院や管理者に遺骨を出してもらうようにし、自分で勝手に遺骨を出すことはやめておきましょう。また、遺骨を出すまでに、次に遺骨をどこに納骨するのか、どのような管理をするのかを決めておいた方が良いです。後回しになってしまうと、面倒になったり忘れたりしてしまう可能性があります。
解約手続きの完了
納骨している場所から遺骨を出すと解約手続きは完了です。納骨堂には、これまで納骨していただいた感謝をきちんと伝えておきましょう。感謝を伝えておかないと後からトラブルになるケースなども考えられます。
閉眼供養
全てが完了したら、最後に閉眼供養を行います。閉眼供養はお墓から魂を抜く儀式です。「魂抜き」や「お精根抜き」、宗派によっては「脱魂式」や「抜魂式」とも呼ばれます。この儀式をもって故人の魂が抜かれるので、必ず行うようにしましょう。
納骨堂をやめる費用は?永代供養の解約で返金はある?
納骨堂をやめるときには費用がかかる場合があります。また、永代供養で納骨している場合、解約することで返金はあるのでしょうか。ここでは、納骨堂をやめることについての費用面について解説しています。
納骨堂の墓じまいにかかる費用
納骨堂の墓じまいは、ただ納骨堂をやめる場合と引っ越しなどを行う場合によって異なります。まず、ただ納骨堂をやめる場合は、書類の手続きなどにかかる費用の数百円で済みます。引っ越しを行う場合は、次の引っ越し先にもよりますが、10〜200万円ほどの費用がかかる場合があります。引っ越し先は資金なども考慮して決めるようにしましょう。閉眼供養のお布施は1〜3万円程度ですが、寺院の場合、離檀料が5〜20万円程度かかる可能性もあります。
永代供養の場合は解約するときに返金される?
永代供養を途中解約した場合は、返金されないことがほとんどです。契約内容に途中解約で返金されるという記載がある場合は返金されますが、そのような契約内容は滅多にありません。そのため、現在永代供養をやめることを考えている場合は、契約内容を確認しておくようにしましょう。
納骨堂をやめた後はどうなる?
納骨堂をやめた後はどのような選択肢があるのでしょうか。ここでは、いくつかある選択肢についてそれぞれ紹介していきます。それでは見てみましょう。
納骨堂から永代供養墓に引っ越しする
納骨堂をやめた後、永代供養墓に引っ越しするという選択肢があります。永代供養墓に引っ越すと、管理費用が安くなるということがメリットです。永代供養墓は基本的に宗派などを不問で受け入れているところが多いので、どのような宗旨・宗派であっても利用できる場合が多いです。
納骨堂から合祀墓に引っ越しする
納骨堂をやめた後は、合祀墓に引っ越しするという選択肢もあります。合祀墓に引っ越しすると永代供養が可能になり、経済的な負担も納骨堂と比較すると低いです。他の人の遺骨と一緒の埋葬することになるので、次の世代に引き継ぐ必要もありません。
散骨する
納骨堂をやめた後は、海などに散骨するという選択肢もあります。お墓を持たずに散骨をすることで、経済的な負担はその後一切ありません。しかし、お墓がないのでお墓参りができなくなるというようなデメリットもあります。自分一人で散骨を決めてしまうと親族間でトラブルになることもあるので、注意が必要です。
納骨堂をやめるときの注意点
納骨堂をやめるときには、いくつか注意しておかないといけないことがあります。ここでは、その注意点について紹介していきますよ。
やめる際は家族や親戚に相談する
納骨堂をやめる場合は、家族や親戚など親族に相談するようにしましょう。なぜ納骨堂をやめたのか、やめた後はどうするのかなどと追及され、親族間のトラブルに発展する場合があります。そのようなことを避けるためにも、きちんと相談してから納骨堂をやめるかどうか決めるようにしましょう。
檀家の場合はお寺に出向いて挨拶する
檀家の場合は、納骨堂をやめるときにお寺に出向いて挨拶するようにしましょう。檀家をやめる場合は寺院とトラブルになりやすいです。様々な行政手続きも必要になるので、トラブルなくスムーズにやめるためにも、お寺に出向いて感謝を伝えておくようにしましょう。
納骨堂から遺骨を出すときに気になる質問
納骨堂をやめるときの行政手続きは?
納骨堂をやめるときの行政手続きには、改葬許可証、受入証明書、埋蔵証明書などがあります。納骨堂をやめるときに必要になる場合と必要でない場合があるので、管理者や寺院に確認しておきましょう。
檀家をやめるにはお金がかかる?
檀家をやめるにはいくらかお金がかかる場合があります。檀家をやめるときには、これまでの感謝などの意味合いを込めて「檀家料」を支払うのですが、その費用は寺院によって異なります。5〜20万円の檀家料を支払うことが一般的です。
納骨前にやめる場合は?
納骨前にやめる場合は、寺院や管理者にやめたい意志を伝えることで、手続きを行うことができます。
納骨堂をやめるときはトラブルに気をつけよう|まとめ
本記事では、納骨堂をやめるにはどうすれば良いかということについて解説してきました。納骨堂をやめるにはいくつかの段階を踏む必要があり、行政手続きが必要になる場合もあります。ゆめみどうは、サービスや管理がしっかりしており、利便性も高いです。納骨堂をやめた後のことなど、いつでも気軽に相談してください。