納骨堂で実際に起きたトラブル事例とトラブルを回避するためのポイント – ゆめみどう

納骨堂で実際に起きたトラブル事例とトラブルを回避するためのポイント

納骨堂で実際に起きたトラブル事例とトラブルを回避するためのポイント

お墓の管理やお参りが難しいと感じる人にとって、納骨堂の利用は便利な面がたくさんあります。

その特徴から、未来の安心のために納骨堂を選ぶ人も増えており、今はお墓の準備の選択肢の1つとして、多くの方に知られるようになりました。

しかし、納骨堂のことをよく知らなかったり、家族や親族からの理解が得られなかったりして、トラブルに発展することもあります。

ここでは、納骨堂の利用に関する実際に起きたトラブルをいくつかご紹介し、回避のためのポイントとともに解説します。

 

納骨堂ってどんなところ?

納骨堂は、お墓の一種です。もともとは、お墓を建てるまでの間、骨壺を一時的に預けるために使われていましたが、今はお墓そのものとして、遺骨を永く収蔵する施設へと変化しています。

従来のお墓は、墓石を建て、その下の土の中に遺骨の入った骨壺を埋葬します。一方、納骨堂の場合は、土には埋葬せずに、骨壺のまま収蔵します。多くの場合、納骨堂は室内に設けられ、ロッカーのような個別の納骨スペースがあるものや、納骨スペースが個々の仏壇になっているもの、1人ずつの位牌があって遺骨は大きな位牌の中に収納するものなどさまざまです。

ゆめみどうの納骨堂は、セキュリティ対策万全の「自動搬送式」です。個々の遺骨は、専用カードの認証とタッチパネルの操作で自動的にお参りのスペースに運ばれてきます。

 

納骨堂の利用で起こりやすいトラブルのきっかけ

まずは、どうして納骨堂の利用でトラブルが起こるのか、よくある原因を見てみましょう。

 

契約内容の誤解

納骨堂は、特徴やサービスの内容、お参りやお供えの方法、遺骨の収納方法、料金などがそれぞれ違います。納骨堂を利用する前に、きちんと出向いて詳しく説明を聞き、疑問点はそのままにせず確認しましょう。また、契約内容についても、詳細まで目を通してから実際に利用するかどうか判断されることをおすすめします。

 

設備やスタッフへの不満

大事な人の遺骨や、将来自分の遺骨を収蔵する場所は、手入れが行き届き安心できるスタッフのいる環境が良いと思うのは当然のことです。しかし、建物はいずれ老朽化します。老朽化しても管理者が修繕を怠ったり、汚れが目立ったり。対応するスタッフの印象があまり良くなかったりすると、不満が積み重なりトラブルに発展することもあります。

納骨堂を選ぶ際、ホームページやパンフレットを見て判断される方もいるでしょう。しかし、実際の印象はホームページやパンフレットとは異なる可能性も十分に考えられます。

古いから悪いというわけではありません。古くても、隅々まで手入れが行き届き、気持ちの良い空間づくりに配慮している納骨堂も多いです。大事なのは、自分で足を運び、確認することです。見学に応じてくれるスタッフだけでなく、他のスタッフの雰囲気を見たり、飾られているお花や床などを見て丁寧に手入れされているかどうか確認したりしましょう。

 

システムへの不満

従来のお墓は、早朝など自分が行きたい時に出向くことが可能ですが、納骨堂の場合は開館時間に合わせる必要があります。また、混雑時には他の人が参拝し終えるのを順番に待つこともあるでしょう。

納骨堂は建物の中にあるケースが多いため、火事を防止するために蝋燭やお線香を供えられないことも多く、従来のお墓とは違う面も多々あります。

 

家族・親族間の考え方の違いによるトラブル

納骨堂の利用に、誰もが賛成するとは限りません。特に、先祖代々のお墓を墓じまいするために納骨堂へと改葬する場合は注意が必要です。先祖代々守られてきたお墓を、その他の家族や親族の同意を得ずに改装したことで、「お墓への思い入れを無視された」と怒る方もいます。

また、現代は、自分のお墓についての選択を終活の一貫で行う人も増えています。そのため、自分の納骨堂を生前契約で確保しておく方もいますが、残された家族の想いと反した場合、納骨してもらえないという事態に発展することもあります。

 

契約内容の誤解に関するトラブル事例

納骨堂の利用はそれなりに費用も発生し、場合によっては想定以上の負担になることもあります。ホームページやパンフレット等では詳細に記載されていないこともあるため、契約時にはしっかりと確認しておくことが大切です。また、納骨堂それぞれの決まりごとについても、契約時にきちんと把握するよう心がけましょう。

以下は、契約内容の誤解で生じたトラブルの事例です。

 

想像以上にお金がかかった

「パンフレットに記載されている費用を準備して契約をしたあと、オプション料金が別で発生することを知りました。まず、遺骨は洗骨しなければならないそうで、その費用が5万円。そして、見学の時は説明されませんでしたが、毎年年会費が2万円ほどかかるそうです。契約時の支払いで長期的にお願いできると思っていましたが、そうではありませんでした。さらに、納骨堂の修繕の必要性がある時に備えて、修繕費が徴収されるとも。今後のことが心配です。」

 

これは、契約時に費用の詳細まで確認しなかったことで起こったトラブルです。もちろん、契約の内容については、納骨堂を運営する会社がきちんと説明しなければなりませんが、契約書に書かれている内容は深く理解する、説明で分からない言葉が出てきたら質問をする、などの心がけも必要でしょう。

ゆめみどうの場合、ご契約後にかかる費用は、年間護持会費(管理費)のみです。契約時にかかる費用は、タイプによって異なりますが、いずれにしても明瞭にしておりますので、ご安心ください。

 

使用期限があることを知らなかった

「納骨堂を利用できて安心したと思ったら、使用期限があることを知りました。使用期限を過ぎると、他の方の遺骨と一緒に合祀墓に入るそうです。ふつうのお墓は、一度建てれば後継者がいる限りお参りしてもらえますが、納骨堂はあるタイミングで合祀墓に移されることもあることを知りませんでした。永代供養の納骨堂を探せば良かったと強く後悔しています。」

 

納骨堂の中には、使用期限を設けていて、三十三回忌や五十回忌などのタイミングで合祀墓に移される仕組みをとっているところも珍しくありません。永代供養が可能な納骨堂でも、一定期間が過ぎると合祀墓で供養されることとなるのが一般的です。

よく、永代供養という言葉が、永久的に個別に遺骨を管理できるスペースを設けておくことだと誤解されますが、実は違います。永代にわたり、納骨スペースを使用できる権利をもてる納骨堂もあるため、希望に応じて選びましょう。

ゆめみどうでは、納骨スペースの使用期限はありません。永代にわたり使用できる権利を有することとなるため、安心してご利用ください。継承されるご親族がいなくなった場合には、合祀墓で永代供養をさせて頂きますので、その後についての心配がある方も安心です。

 

改葬できなくなってしまった

「これまでは自分の住まいの近くの納骨堂へ収蔵していましたが、実家の土地に戻り老後もそこで暮らすことに決めたので、改葬しようとしました。しかし、個別安置の使用期限が過ぎ合祀墓に移されたあとだったため、遺骨は取り出すことができませんでした。合祀墓についてもっとよく知っていれば…と後悔しています。」

 

お墓を別の場所に移すことを、改葬といいます。納骨堂に収蔵した遺骨は、個人個人で保管されているうちは改葬も可能です。しかし、先ほどご紹介したように、使用期限のある納骨堂では一定期間が過ぎると合祀墓へ遺骨が移され、他の方の遺骨と一緒に同じ場所に収蔵されます。使用期限の有無や、合祀墓についての正しい情報を把握していれば、防げた失敗かもしれません。

ゆめみどうの場合、納骨スペースの使用期限はありません。そして、継承される方がいなくなった時は、合祀墓にて永代供養をさせて頂きます。もし、改葬のご希望があれば、ご相談ください。

 

設備やスタッフへの不満に関するトラブル事例

納骨堂は建物の中にあるため、いずれ老朽化します。こまめな修繕やメンテナンス、新しいシステムの導入などで管理されてはいるものの、他の納骨堂と比較して「もっと綺麗に保たれているところを選べば良かった」などの後悔をする人もいるようです。また、スタッフの対応に不満をおぼえ、気持ちよく利用できなかったというトラブルもあります。

 

管理体制に不安がある

「納骨日をあらかじめ約束をして手配していたはずなのに、いざ当日訪れると連携がとれておらず、その場しのぎの対応を受けたように感じた。その時点で違和感をおぼえたが、結局利用することになった。しかし、今でも信頼できる会社なのか分からず心配している。」

 

すべての業界に言えることかもしれませんが、納骨堂を管理する管理会社の全てが必ずしも優良とは限りません。説明が不十分だったり、曖昧だったり、対応が疎かだと感じたりした時は、慎重な判断が必要です。特に、契約を急がせるような様子が見られたら、注意した方が良いでしょう。納骨堂を管理する会社について、信用できるかどうか調べることも大切です。

ゆめみどうは、麻布十番に約400年もの歴史をもつ「龍澤寺」にある納骨堂です。由緒あるお寺が管理している安心感や、法事時の利便性などを感じて頂けるのではないでしょうか。

 

納骨堂が突然閉鎖された

「利用していた納骨堂の経営が破綻したようで、管理している会社の代表者が逃げてしまった。その納骨堂のある行政が建物の明け渡しの強制執行を予定していたが、代表者と連絡がとれないため誰も建物の中に入れない。遺骨は引き取れず、またその後の遺骨の収蔵先の確保も未定だ。多額の費用を支払っていたこともあり、お金を取り戻したい。」

 

納骨堂の経営が破綻するという、あまり現実味のないお話だと思われるかもしれませんが、実際に起こった事例です。永代供養をしてもらうつもりで利用したにも関わらず、突然の閉鎖・倒産という事態に直面した方が実際にいるのです。

こうなると、遺骨を引き取り自宅に安置するか改めて他の納骨堂に収蔵するかを決めていく必要も生じますが、倒産した納骨堂に支払った費用の返金問題も抱えることとなります。納得のいく形で返金対応されるかは分からないまま、新たな納骨堂へ支払う費用を工面しなければならないというストレスも発生するでしょう。

納骨堂を選ぶ際は、運営会社の信頼性も含めて判断することが大切です。

 

システムへの不満に関するトラブル事例

納骨堂の特徴や決まりごとが納得できない場合は、利用していても不満感が増してしまいます。システムの不満に関するトラブル事例も見てみましょう。

 

違う宗派の家族が一緒に納骨できなかった

「違う宗派の家族と一緒に収蔵したかったけれど、宗派が違うという理由で断られた。納骨堂は、どこも宗派を問わないと思っていたのに…」

 

基本的に、納骨堂は宗派を問わない場合が多いです。そのため、どこも宗派が違っても大丈夫と誤解してしまうことがあります。納骨堂を管理するお寺によっては、その方針により宗派を限定していることもあるため注意しましょう。

ゆめみどうは、宗教・宗旨宗派を一切問わずご利用頂けます。曹洞宗での法要をご希望の場合は、本堂・客殿のご利用も可能です。その他の宗教・宗派による法事・法要は、参拝室や法要室、坐禅堂がご利用頂けます。

 

お参りができる時間・日にちが合わなかった

「自分がお参りしたい日や時間には、納骨堂が開いておらず、自分の都合に合わせてお参りできないことが多くなった。お墓参りが自由にできないことに違和感がある」

 

納骨堂は、建物でしっかりと管理されている都合上、24時間いつでもお参りできるところは少ないでしょう。したがって、いつでも立ち寄りやすい立地であることも大事なポイントになります。お出掛けしたついでに立ち寄る、仕事帰りに立ち寄るなど、アクセスしやすい場所ならたとえ時間が制限されていたとしても不都合に感じないのではないでしょうか。

ゆめみどうの開館時間は、朝9時~夕方6時までとなっています。年中無休で開所しているため、曜日によってお参りできないといった不便さはありません。「麻布十番駅」からは徒歩4分、「六本木駅」からは徒歩10分という好立地にあり、いつでも気軽に立ち寄りやすい点も特徴です。

 

家族・親族間の考え方の違いに関するトラブル

納骨堂は、だんだんと認知度が高くなっているとはいえ、これまで従来のお墓で慣れ親しんできた人からすると考え方の違いにより身内のなかでトラブルに発展することもあります。

 

「自分は跡取りだが独身で子どももいないため、早いうちに納骨堂を予約して先祖代々のお墓は墓じまいした。しかし、遠い親戚には知らせていなかったため、更地になったお墓を見て激怒されてしまった。」

 

墓じまいに関するトラブルは、非常に多くなってきると聞きます。お墓に対する想いは人それぞれで、自分が想像する以上に大切に想われている方もいることを心にとめておく必要があるでしょう。墓じまいの必要性を感じる時は、家族や親族にきちんと相談し、納得してもらうことが大切です。

 

お墓参りらしくないと批判

「家族や親族に同意を得て、納骨堂を利用することにした。自分は満足しているが、お供え物や線香をあげること、お墓のお手入れをしないことなど、従来のお墓参りとは違う部分に親族が混乱している。お墓参りをした実感がない、と度々言われて、ストレスを感じている。」

 

納骨堂は、お墓が雨風にさらさられることなく、お掃除の手間がかからない点がメリットの1つですが、それが人によっては「お墓参りの実感がない」と寂しく感じるのかもしれません。また、建物の中にあるということで、安全のためにお線香があげられないというルールを設けているところも多いです。納骨堂を検討する際は、自分ひとりだけでなく、家族や親族の方と一緒に見学されてみてはいかがでしょうか。

ゆめみどうの場合、参拝カードをかざすと骨壺の入った「厨子」が墓石にセットされた状態で参拝口に現れます。ここでは、一般的なお墓と同様に、お焼香をすることが可能です。お花やお香は常設されているため、ご自由にお使いください。よりプライベートな空間でお参りしたい方は、特別参拝室(個室)が利用できるプランもあります。

 

納骨堂選びは慎重に安心して大事な人へのお参りを

今回は、納骨堂の利用に関してよくあるトラブルとトラブルを防ぐためのポイントをご紹介しました。トラブルばかりを目にすると、納骨堂の利用に不安を感じるかもしれませんが、優良な納骨堂を選べばメリットもたくさんあります。ぜひ、トラブルなく利用できるように、納骨堂のことをよく知り、契約時には不安点の残らないように慎重に判断しましょう。

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「ゆめみどう」は"麻布十番"に佇む
400年の歴史を持つ「龍澤寺」に新設された納骨堂です。

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